SSブログ
Visit my YouTube: https://www.youtube.com/user/NickEcrivain

論理的でない日本人


「和を以って貴しとなす」日本人気質は、
物事を合理的に考えることを優先するよりも、
皆と同じであることに固執し、
他人と違う事を避けるきらいが強い。

だから、
それが理にかなわないと認識しつつも、
個人の事情はあえて無視して、
一律に皆と同調することに全勢力を注ぐ。

だから、合理的思考や、
合理性に基ずく行動様式を重要視する人には、
その特殊な日本人社会での特殊なお付き合いの仕方は鬱陶しくなる。
自分の意見や、自分の考えを殺さないと、
その輪の中には入れない。
窮屈極まりない。

日本人の場合、仲間同士で集まれば、
勘定は自動的に割り勘になる。
自分の分は自分で、
個別に支払うという当たり前のことが許されない。

だから、
そこで原価意識がもたげて来て、
せめて払った分くらいは元を取ろうと、
卑しい気持ちが起き上がってきて、
俄然頑張って、余分に食べたり、
余分に飲んでしまう。
健康の為には決してよろしくない。

お酒の飲めない人も、
本人にとって、それが必要な付き合いの場合には、
飲める、飲めないにかかわらず、出席する。
そんな場合に、周りに気の利く人はいても少数派だろう。
大抵は、自分がまったく飲まなくても、
何ら文句も言わず、
他の仲間の飲み分を均等割りに負担せざるを得ず、
その頭割りの部分は払わされてしまう。
そのやり方には、なんら合理性はない。
むしろ、理不尽極まりない。
なのに誰からもクレームは出ない。

主催者側にその種のことで交渉しても、
一応は話を聞き、無視する姿勢は見せないが、
結果的には、まったく聞く耳を持たない。
例外など、理屈ではその合理性が説得力を持ち得ても、
それを受け入れて実行しようという意思は全く見られない。
それが日本人の姿。

余計な些細なことで、
仲間内で波風を立てたくないとでも言いたいのだろうか。
長年そうやってやってきている彼らには、
そのやり方が標準的で当たり前。
他のやり方があるなどとは、
夢にも思わないのだろう。

と、言う自分もそのひとリなのかも。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。