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記憶機能の低下が問題となる認知機能試験 [blog]

記憶機能の低下が問題となる認知機能試験

2021年6月21日 12:42

75歳になると、運転免許継続取得の要件として、認知機能試験が課される。

認知機能検査について|警察庁Webサイト (npa.go.jp)
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/ninchi.html

現行の試験では、各種の認知機能の中で、
とりわけ、短期の「記憶」能力が大いに重要視されている様に思われる。 

安全に自動車を運転する為に必要な「知覚」機能や「認識」機能よりも、
短期の「記憶」能力の測定が、殊更偏重されているという風にしか思えない。 

覚えても覚えなくても良いような物事の名前を「短期記憶」に留める事が、
それ程、自動車の運転能力の適正判断に必要だという判断基準の根拠が分からない。 

むしろ、運転者が、交通規則にのっとり、運転時の道路事情や、
その時の状況に反射的に即対処できる適切な判断能力や、
安全を最重視する為の認知能力を測る事の方が重要だと言わざるを得ない。 

だから、アクセルとブレーキを踏み違えるなんて、あり得ない!

歳寄りがいつまでも免許書を離さないで、自分の能力を過信または誤診して、
運転を継続する事は好ましい事ではない。 
ぬれ落ち葉印をつけて走る車は、できるだけ少ないに越した事はない。 

しかし、運転技能や判断能力とはあまり関係のない、
「短期」記憶能力の低下だけで、
その他の認知機能及び体の機能の健全な年寄りから、
不適切に免許書を剥奪する事は褒められる事ではない。 

自動車運転に資する「適性の有無」の判定という観点から、
闇雲に優良運転者を締め出さず、
不良運転者を的確に排除する為には、
既存の判断基準自体を運転者適性の把握という
その本来の目的に沿って洗い直す必要性を認識する事から始める事が、
とりわけ必要ではないだろうか? 

先例に盲目的に従う悪しき習慣こそ改める必要がある。 

ちなみに、不良運転者は、年齢や性別とは関係なく存在し得るもの。 
同じ日に、同じ交差点で二度もひき殺されそうになり、
とっさの判断でその危険を回避した経験では、
加害者は共に老人でない女性だった。 

交通マナーのへったくれもない、
好き勝手エゴむき出しの運転する女性にはよくお目にかかるが、
それは私だけだろうか?

筆者は、例え試験と言えども、
意味のない事を記憶する事に、何の意義も見出せない。

そうした、不適切な手段を使って、
試験を実施する側のみが合理的根拠もなく自己満足する手法に警鐘を鳴らしたい。






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