SSブログ
Visit my YouTube: https://www.youtube.com/user/NickEcrivain

お行儀の良い日本人 [日本人論]

今回(2011/3/11)の東日本の大震災、
大津波及び福島原発事故を見て、海外から言われたことは、
「日本人はお行儀が良い」ということ。 
それは、間違いなく「褒め言葉」なのだろう。 
安否の問い合わせと、お見舞いの言葉と共に、
そんな主旨のことを、仲良くしている海外の取引先から言われた。

現地の人の多くは、一瞬にして我が家を失い、
諸々の財産も失い、住むとこももはやなく、
食べるものもまともに口に入らず、
しかも原発事故の余波に怯えている。 
そんな絶望のどん底に落とされた状況にあっても、
人々は冷静で沈着。 
他国で同じことが起こったなら、 
あの冷静沈着さはなかっただろうとの意見でした。 

あれは、東北人の特徴なのか? 
同じ災難が仮に大阪で起こったなら、
思うに,少しは違っていたかもしれない。 
歴史的に、帰化人や渡来人の多い大阪の人は、
それほど辛抱強いとは思えない。 
じっと耐えるだけという態度では終わらないと思う。 
大阪人の中に、脈々と流れている異国の血の混ざった血は、
東北人のそれとは違った反応を見せたかもしれない。 

しかし、より大きな人種単位でものを観察した場合、
他国の他の人種との比較では、
日本人は冷静で禁欲的なのかもしれない。 
確かに、品が良く、お行儀が良いのだろう。  
中国本土の漢民族との比較では、
明らかに、その態度が違う。 
比較に中国人を持ってくると、
性格の特徴が正反対で、とても対照的。 
中国人なら、普段の正常な環境下でさえ、
行動様式は「思い切り自分勝手」。 
社会的秩序のあるルールなどはまったくない。 
だから、何か環境に異常でもあれば、
その異常を基に、混乱が増すことは必至。 
何か些細な事でさえもが、騒動の原因になり、
多くの人々を混乱の中に引き込む。 
一人一人が日本人のように、
冷静に静観するなど、とても考えにくい。

日本人はなぜ、そんなに冷静でいられるのか? 
何故、他国の人々のように騒ぎ出さないのか? 
起こってしまった後には、例えどんなに騒いでみても、
それが事態の回復に寄与しないという事実がある。 

どうこう言っても、覆水は盆に帰らず。 
どうにもならないのだ。 
日本人は皆、そういうことを達観しているのだろうか? 
あんな重度の災害に見舞われても、
日々自分のプライバシーを守ることもままならない
生活環境にあっても、平然としておれるその精神状態の強さは、
一体どこから来るのだろうか? 

確かに、大騒ぎをしても、どうにもならない。 
ただ、復興への努力あるのみという理屈は、
理屈としてはわからない訳ではないが、
自分がその混乱の渦中にあり、
そのまさに当事者であった場合、
果たして自分も同じように冷静でいられるのか、
とても疑問に思える。

中国人は「衣食足りても、礼節を知らない」と言われている。 
なぜ日本人は、一瞬にして、そんな最悪の状況に
放り込まれても、お行儀良く出来るのか? 
自分なら出来そうもない。 
そんな私は、日本人として未成熟なのだろうか?

自分探しは、旅に出るのがいい。
知らない土地で、知らない人々と出会って話し、
他と比較することで、自分自身を発見する。
普段何気なく食べている普通の珍しくもない日本食が
どんなにうまいか、発見して驚くだろう。
おすすめは:





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。