SSブログ
Visit my YouTube: https://www.youtube.com/user/NickEcrivain

危機感を持たない日本人 [blog]

危機感を持たない日本人

日本は、世界の中でも、一番安全な部類の国だという認識が日本中で蔓延している。
確かに、若い女性が夜一人で歩いても、身の危険を感じる事は少ないだろうと思う。
他国では、腕力に自信のある男でも、一人で夜道を歩くのが憚れる物騒な国は少なくはない。

日本では性善説が前提で、人は悪いことをしない前提で成り立っている節が見受けられるが、
他国では、人は悪いことをするものだという性悪説が前提で成り立っている。 

例えば、お金が入っている財布を落としても、日本では、お金が抜き取られず、
そのまま持ち主に帰ってくることがあるが、海外のニュースを見ていると、何か問題が起きると、
その問題に乗じて、店舗が強奪の対象になったりするが、日本ではそんな事はあり得ない。

我が国は、「安全であって当たり前」という、過剰な「危機感の欠如」が蔓延している。

中国の公船が度々尖閣を横取りしようと虎視眈々と狙っているが、そんな国の危機を
大々的に記事にする日本のマスコミを知らない。 日本人が何もせずとも、他国から
攻撃を受ければ、同盟国の米国が自動的に日本の保護の為に戦ってくれるものと錯覚している。
だから、自分の力で自国防衛を謀ろうとすべきだという考えがない。

毎年台風や大雨などで、大規模な土砂崩れや河川が氾濫して、大きな痛手を受けているが、
そうした過去の災難の経験から学ぼうとしない日本人は少なくない。 それも同じ日本人の
特徴的な思考回路からくるものだとしか考えられない。 つまり「危機感の欠如」が
その根本的な原因だろう。 

昨年の台風19号でも、我が国はあちこちで壊滅的な被害をこおむった。 
被害者は「今までに経験したことがない」とは言うものの、確かな根拠なく
「自分は大丈夫」とでも思っているのだろう。 そんな感覚だから、
土砂崩れの発生するような所に平気で住み続けたり、
堤防が決壊しても大丈夫だと思われる高い土地に住もうとはしない。 

私は昔のジェーン台風の時の被害で、二度とGLの低い所には住むべきではないと、
一度の経験で学び、その後水害に遭う様な所に住んだことがない。 
家の裏に山があるなんて論外だと思うが、そうした災難を他人事だと思い、
自然災害の脅威に対応しようとしない人々が、災難に遭っているとしか思えない。 
それもこれも、日本人特有の「平和ボケ」そのもの。

毎年毎年、何度も同じパターンの災難が発生するのは、自然の脅威を無視し続ける
愚かな行為だとしか思えない。 「自分の身は、自分で守る」事もままならないから
「自分の国は、自国で守る」という当たり前の発想ができないのだろう。

平和は、自分の手で勝ち取るもの。 他者や他国依存では、到底ままならない。
そのまともな認識がなければ、日本の将来は危うい。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。