どっちゃでもいい話だけど

アルメニア人

我々日本人には、外国人の顔を見て
どこの国の人なのか見分けがつかない。
西洋人が日本人を見て、しばしば中国人と混同するのと同じだ。

所で、フランスにCharles Aznavourという有名な歌手がいる。
彼の歌「La boheme」は私が今関心を注いでいる歌だ。

私は彼の顔を見て、彼がフランス人だという事に
少し疑問を抱いていた。　どっちゃでもいいことなんだけどね。

フランスでは、アメリカと類似で、たとえ本質的には外国人でも、
フランス国内で生まれ,　フランス育ちを条件に、希望表明があれば、
フランスの国籍を取得する事ができる様だ。

基本的には日本と同じ「血統主義」だけれど、
「生地主義的」な要素もかなり強いようで、
たとえ両親が共に外国人であっても、
本人がフランスで生まれ、５年間フランスに居住し、
国籍を取得するという意思を表明すれば、
フランス国籍を得ることができるとのこと。

外国人が日本国内で生まれても、
日本国籍に自動的にならない日本の事情とは異なる。

フランス人を代表する顔がどんな顔なのか、
本当の所は私は知らない。　

でもCharles Aznavourがフランス人だと言われると、
どこか違う感じがする。　

有名なシャンソン歌手のYves Montandが
イタリア系フランス人だという事は昔から知っている。

今日、便利な世の中で、
わからないことはinternetで調べれば、
なんでもすぐに分かる時代だ。

Charles Aznavourの事を調べてみると、
彼は確かにParis生まれの様だが、アルメニア系移民で
Georgia出身のMichael Aznavourianと、
トルコのIzmir出身のアルメニア人の
Knar Baghdasarianの間に生まれた
アルメニア系のフランス人だという事が判明。

アルメニア人というと、
我々一般の日本人にはあまり馴染みのない人種だが、
ヨーロッパではフランスに40万～50万人いると言われる。　

政界、銀行、芸能など多方面に進出して、
フランス社会に大きな影響を持っている模様。　
ちなみに、アメリカにも80万人近いアルメニア系の住民がいる模様。　

アルメニア人の６割はアルメニア共和国の外に暮らす
ディアスポラだとのこと。

デイアスポラとはギリシャ語に由来する言葉で、
元の国家や民族の居住地を離れて暮らす国民や
民族の集団ないしはコミュニティとの事。　

ユダヤ人はそのさいたるものだろう。

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タグ：Charles Aznavour La Boheme