ユニークなローマ人の生活

ユニークなローマ人の生活

カエサルから五賢帝時代の頃のローマ市は
「パンとサーカスの都」と言われたらしい。

その当時のローマ市民であれば、
何も財産がなくても食べるに困らず、
娯楽も只で提供されたらしい。
それを言いあらわしたのが、
この「パンとサーカスの都」という表現なのだそうな。

何故私が、その当時のローマ人の生活や文化に興味を持ったか？
それは、彼らの特徴の一つと言われる「公衆浴場」の存在。

言葉の上では、「公衆浴場」の事は子供の頃から誰でも知っている話。
でも、話はそこまでで、その話が自分の中で更に発展することはまずない。
その理由は、そのローマの「公衆浴場」に特段の興味を持つ機会がなかったから。

所がこのたび、
英国訪問時のBath市で
ローマ浴場跡の史跡に直接触れる機会があった。
その入り口には「Roman Baths」と書かれていた。

https://youtu.be/AmcQbD8fdu4

つまり、その史跡を実際に自分で訪れる事によって、
「公衆浴場」が、人から聞く単なる話ではなく、
自分が実際に経験することによって、
その結果、興味が湧いてきたという事になる。

この浴場跡が現存する古代ローマの公衆浴場を代表するものだと後で知った。

ローマ帝国の時代のローマ市民は只で遊んで暮らせたようで、
公衆浴場もほぼ無料に近い料金で楽しめたらしいから、
世界の歴史の中では特殊な例だと思う。

それらの財源はその当時四方八方に広げていった
膨張するローマ帝国の戦利品などで賄われていたのであろうか？

この公衆浴場跡で見つけた当時の広大なローマ帝国の地図：
https://youtu.be/uqKV2oVr6To

過去の名残に触れて、ローマの良き時代が瞼に浮かびそうだ。

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