日本はいい国だと思う。

日本はつくずく「いい国」だなと思う。

何がそんなにいいのかと言うと、
シリアのアサド大統領のように
自国民を虐殺するような指導者はいない。

シリアの国民は気の毒だ。
気狂いの指導者からの難をかろうじて逃れられても、
最早祖国に安住の地はなく、
ドイツなどのヨーロッパ方面へ流浪するしかなかったとか、
その日の生活もままならない。

でも、その大変さは、日本人には分からない。
日本人の多くは、自分らには無関係だと思っている。

言葉は伝わらず、文化も習慣も違い、苦労の連続。

受入国の民も、大量の流民の流入で軋轢が避けられない。

そうした背景は日本にはない。
経済の低迷で所得水準が大幅に下落しても
その日の食べ物に困る程ではないし、
ましてや、銃弾などによる身の危険を感じることもない。
流民が入って来にくいので、社会不安を助長することになりにくい。

それだけでも、欧米諸国よりどれだけめぐまれていることか。

切迫した事情が無いので、平和ボケを続けている。

平和は無償で手に入るものだと錯覚しているので、
自国防衛を真剣に考える人は多数派ではなさそう。

それでも一見ことなく無事に過ごせている感じ。

失って初めて知る健康の有難さと言われるように、
危機感は実際に危機に陥らない限りでは持てないのかも。

タグ：切迫感に欠ける日本人