SSブログ
Visit my YouTube: https://www.youtube.com/user/NickEcrivain

自覚なき危機感の欠如は日本を危うくします。 [国防]

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34667170Y8A820C1000000/?n_cid=NMAIL007

この記事を読めば、小野寺防衛相の2018年版防衛白書に、
物事の本質的な点を無視して、単に因縁をつけているとしか思えない。

言論の自由というものが日本では機能しているから、
自由にものを言える事は歓迎すべきだが、
議論が合理的でないと害をもたらすという欠点もあり得る。

確かに昨今は北朝鮮の核・ミサイルの脅威が一番大きく取り上げられている。
それは北が核能力を高めICBMで米国本土が射程圏内に入りつつある状況を
米国がもはや看過できなくなってきているからだ。
そうした北の動きに対して、米国が必死になって阻止しようとしている。
それは、米国の安全を確かに確保する為のものだ。

しかし、日本の国防という観点からものを見ると、
北朝鮮の脅威もさることながら、もっと大きな脅威は中国のそれである。

一般論だが、残念ながら、日本人は他国の事をよく知らない人が多い。
自分の物差しで物事を考え、世界の多様性や地域の特殊性を意識することなく発想し
日本という狭い世界の中の価値基準で判断するきらいが否めない。

「中国とはどんな国なのか」という事によく精通している人を
私は日本人の中に多く知らない。 いても殆どいないに等しいのではないかと思う。

一般の日本人の価値判断基準から言うと、中国と日本では、まったくの別世界の様だ。
中国の文化に接する機会のない人にとっては、彼らは得体の知れない存在で
宇宙人みたいなものだ。

現実に、ありもしない事を、あたかもあるように言うし、
実際にあるものでも、無いかのように否定する。

中国人自身が信用するのは自分の家族の中位の狭い範囲のみと聞く。
国民は国家を全く信用していないし、他人を全く信用していない。
だから、「他人に騙されないようにと子供を教育する」とも聞く。
又、自分の利益の為なら、他人に迷惑をかけることなどまったく気にしない。

自国民でさえ信用できない国の言動を、どうして他国が信用出来ますか?
日本人は「相手に悪い」と思い、相手を気使うが、
中国人なら「相手が悪い」と、相手の責任に転嫁する、と聞く。

国境という概念がなく、四方八方に違法に膨張し、国際法を無視する。
まるで悪性の癌の様な国と、穏便に仲良く付き合い出来ると本当に思っていますか?

中国が脅威でないという認識であれば、世界に脅威などありません。
その反対に、現実は中国が最大の脅威で、日本の防衛体制は十分ではありません。

日本は中国に侵略されないように、「自力で」万全を期する必要があります。
凝りもせず、いつまでも米国の核の傘に頼るべきではありません。
普通の独立国の様に、必要な国防は、「自前で」すべきものです。

多くの日本人の脳裏に蔓延している間違った有りもしない「平和憲法の日本」。

自覚なき危機感の欠如は日本を危うくします。



nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。