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日本人の特徴 (1) [日本人論]

文化や環境等の違いに基ずく多様性を前提とした思考をしない。

日本は元来、地理的に島国で、ほぼ単一民族で構成されていて、
言語も基本的に日本語のみという、極めて閉鎖的な
金太郎アメの様な均一的社会で、
他民族や異国文化と日々葛藤するという事がきわめて少ない。

最近でこそ主としてアジアからの短期の旅行者が激増しつつあり、
人の流れの様子に少しは変化が見られるとは言え、
そうした訪問者と接触がある訳でもなく、
ましてや直接お付き合いがある訳でもないので、
経済的な部分以外の基本的な部分で大きな変化や影響はない。

異人種同士が共に居住者として同じ空間に同居する他国と比較すると、
我が国では、まだまだ文化の純粋培養的要素は強い。

海外から訪日する外国人で日本語を流暢に操れる人は
その絶対数で言えば例外的だから、
一般論として(諸外国と比べると)外国語に不得手な日本人が
外国人と日常的に関わりを持つという事は例外的にあっても
とても少ないので、文化的な接触の広がりは殆どない。

だから、日本人の頭で考えられる事は、
国内の同胞の間で通じる思考が前提であり、
異なる文化や異なる価値観の存在を前提としない認識となる。 

そうした純粋空間では、
現実に異質な文化や言動に直接触れる事が無い為、
複眼的な物の見方に不慣れだ。

だから、自分の頭の中の思考は、日本人独特のものになりがち。

閉ざされた日本社会の中で、
一般の日本人が是とする価値基準が
その行動基準なり判断基準になる。 

例えばその一つとして、「誠意は伝わる」という事が前提となる。

確かに、例えばビジネスをする相手で、
永年のお付き合いのある相手などは、
お互いに付き合える前提がある相互信頼に基ずく関係だから、
日本人の「誠意は伝わる」場合がほとんどだろう。 

しかし、そんな良好な関係がすべての人々とは築けない。

個人レベルで言えば、必ずしもそうではなく、例外もあるけれど、
日本はお隣の中華人民共和国や大韓民国とは、
どうもあちらの理由で上手く行かない事例が多い。 

「反日」という言葉がすべてを表しているかのようで、
日本を毛嫌いしているようだが、
これらの二国は超例外で、
その他の国に、反日的な国は見当たらないみたいだ。

同じ種類の中国人であっても
中華民国(台湾)の日本に対する評価はかなり高く、
親日的な人が多い模様。 

情報では、日系移民の歴史のあるブラジルでも、
日本の評価は高い様だし、
ポーランドでもトルコでも親日家は多いとの話を聞く。

「青い海に、黄色の満月」という「月の丸」を
国旗とする国パラオも親日国と言われる。

日本の「日の丸」に似た「月の丸」。 
パラオは幾多の外国による支配を受けてきたが、
現代のパラオ人は、日本の統治時代が
一番良かったと言っている様子。

日本が世界で友好的に受け入れられて来たのには、
それなりの理由がある。

パリ講和会議の国際連盟委員会で
人種差別撤廃を主張した日本は、
アメリカの当時のウイルソン大統領によって潰されたとは言うものの、
国際会議において人種差別撤廃を明確に主張した国は
日本が世界で最初である。

歴史上、アジアの国々は白人国家の植民地だった。 
彼らによる搾取は当たり前の様になされてきたが、
その白人支配に終止符を打ち、
アジアの国々に独立への希望を与えたという日本の貢献は計り知れない。

その後の各国の発展の為に、
資金の提供や技術の提供を行い、手広く国際貢献をしている。
それと日本製を代弁するmade in Japanの
高い品質レベルは日本の良きイメージ作りに寄与している。

東日本大震災の時に、世界の人々が驚いた事がある。 
それはあれ程の大災難に見舞われても
日本人は他人のものを略奪することなく、
忍び難い災難の中にあっても、
毅然と秩序を維持した姿が広く世界に伝わり、
民度の高さが知られ、尊敬される民族という事になった。

私のような名もなき一般の無名人であっても、
海外の取引先からその点に触れられて言及された位だから、
世界標準と比べると、日本人は世界で高く評価されているのだろう。

日本人はもっと自信を持っていいと思うが、
元来謙虚さの塊みたいなもので、
そういう習慣がない為か、自画自賛する思い上がった人が少ない。

将来に渡って日本が世界の発展と平和に貢献する為には、
若い世代の人々に世界の多様性を肌で学んで欲しいと思う。 
知っていると知らないとでは雲泥の差がある。 
世界をより多く知る事によって、アイデアは生まれる。
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