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記憶に残る映画のシーン [My favorite movie]

記憶に残る映画のシーン

映画のシーンで記憶に残っているもの。 
それにはどんなものがあるだろうか? 

「第三の男」の最後のシーン。 
一点描写の並木道で主人公の男女が、
ものも言わずにすれ違うあの場面。 
チターの音色が流れていた。 
映画の中身はさっぱりわからなかったけれど、
あのシーンだけは、頭にこびりついて忘れられない。 
主題曲はその記憶を鮮明に保持してくれる。

Audrey Hepburnの「ティファニーで朝食を」の最初のシーン。 
場所はNYの五番街。
まだ街灯のついている薄らと明るい夜明け前の早朝、
人っ子一人もいないその五番街を、
南からYellow CabでTiffany’s前に乗り付けるAudrey。 
右手奥にはEmpire State Buildingの頭の部分が
少しだけ見えていたような気がする。 
多分、撮影時には人の通行を完全に遮断したのだろうけど、
あんな、人っ子一人もいない五番街は見たこともない。 
また、今後も見ることはないだろう。 
Taxiから降りたAudreyは、
Tiffany’sのショウ・ウィンドウを覗き込む。 
そして、白い紙袋から取り出したクロワッサンを口にくわえ、
白色の紙コップのコーヒーか何かを飲む。 
蓋を開けたら湯気が少し出ていたようだったから、
多分コーヒーだったのだろうと思う。 
そして映画に付き物の曲は、
あの有名なHenry Manciniの「Moon River」。 
どれほど多くの歌手によって歌われたか。 
代表的なのがAndy Williams。 
Audrey自身も映画の中では窓辺に腰かけて、
ギターを弾きながら歌っていた。 
NYのManhattanは、
どこもかしこも映画の背景になる楽しい街。 
毎年どれだけ多くの観光客を惹きつけることか。 
なんてことはないのだけれど、素敵な街。

NYと言えば、Empire State Building。 
昔はKing Kongもよじ登った、ビルの中のビル。
多分いろんな映画の中でこのビルが使われてきたと思う。 
中でも、物語の中でその存在が重要になったのが、あの「めぐり逢い」。 
原題は「An Affair to Remember」。 
この映画は、最後の場面で胸が詰まり熱くなる。 
見る度に涙を堪えることのできない、万人の涙を誘う映画。 
Terry McKayに扮するDeborah Kerrが、
とても品よく魅力的だし、
Nickie Ferrante役のCary Grantも、とてもかっこいい。 
ヨーロッパから帰りの船の中で出会う二人は、
NY港につく直前に、6ヵ月後に、
そのEmpire State Buildingの最上階で再会しようと約束する。 
そのシーンの背景にも、
DeborahがBostonから飛行機でNYに戻るシーンの背景にも、
その飛行機の窓からEmpire State Buildingが見える。
スチュワーデスが、それを指摘するシーンも、
Deborahの心境を考えれば、念が入っている様な気がする。 
まさにNYの象徴。 
遠くから見ると、
誰にでもその存在感を見せつける偉大なる建物だが、
その前に立つなどして、極そばから見ると、
あまりにも分かりにくいビルでもある。 
初めて徒歩で訪れた時は、
その真ん前に立っていながら、
自分がその玄関前にいることが分からなかった。
最上階の102階には直通では行けず、
一旦途中の階で降りて、
そこから別のエレベーターに乗り換える。 
102階で降りると、
その右手に映画の中で真夜中まで
NickieがTerryを待っていた所がある。 
102階まで行くとなると、
一般の大人料金$20+102階料金$15で、
計$35の2種類のticketsが必要となる。 
私の思い違いかも知れないけれど、
「Sabrina」で出てきた何とかIndustryのビルも
このEmpire State Buildingが使われていたような、
そんな気がする。 
このビルが映画の背景になったのは、
その他にもたくさんあるように思う。 
それ程絵になり、皆に愛されるNYの象徴。

NYと並んでよく映画に出て来るのがイタリア。 
Roma, Firenze, Napoli, Capri, Venezia, Pompei等など。
Romaと言えば、
日本人ならば真っ先に思い出すのがあの「Romaの休日」。
Audrey Hepburnが大活躍。 
私が訪れたのは冬だったので、
スペイン広場は閑散としていたが、
暑い頃ならば、イタリア名物のジェラートを
Audreyのように食べたかも知れない。
そのスペイン広場前のtaxi乗り場から、
真実の口で有名な教会までtaxiに乗った。 
生憎その日に交通事故があり、
現場は縄張りがされていて、
その真実の口には直接触れることはできなかったが、
映画の中でのその手の抜けないふりをするシーンは記憶に残っている。 

水の都Veneziaで思い出すのは、
もう一人のHepburn―Catharine Hepburn主役の「旅情」。
映画の撮影当時は、
まだVeneziaの水はきれいだったのだろうか? 
Catharineが運河にはまるシーンもあったが、
私の訪れた2001年当時は、運河はかなり汚れていた。
Rossano Brazziがクチナシの花を
Catharineにささげるシーンも思い出される。  

映画「旅愁」は、イタリアの観光地紹介のための映画の様子。 
FirenzeもNapoliもCapriもPompeiもふんだんに出て来る。 
Napoliのrestoranteでのシーンに出て来るのは
あの名曲「September Song」。
古い蓄音機の大きなラッパのような口から出て来るその曲は、
映画の題材そのものだ。 
Capriでは、あの青の洞窟の場面がある。 
夏場のconditionの良い時でないと、入れないその洞窟。 
冬場に訪れた我々には、その神秘の恩恵には恵まれなかった。
Pompei観光も出て来るが、我々は突然の雨に見舞われて、
十分に見ることは出来なかった。 
Firenzeはこじんまりした花の都と呼ばれる町。 
映画に出て来るアルノ川沿いのあの立派な邸宅が
どこにあったのかよくわからないが、
多分今では駐車場になっている辺りではないかと想像する。 
Ufficio美術館を始め、ドウモやシニョリ広場等など、
徒歩で移動できて楽しいところがいっぱい。 
映画のそれぞれの場面が、楽しかった旅行のそれとダブってくる。

淀川長治さんではないけれど、
映画ってほんとにいいものですね!


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