シェルブールの雨傘

「シェルブールの雨傘」と言えば、
往年の映画ファンなら、知らない人はいないだろう。
あの天才Michel Legrand作曲のその美しいテーマ曲は、
多くの人の心の奥底に住み付き、
機会ある度に思い出すに違いない。

この映画はいわゆるミュージカルだけれど、
他のミュージカルと違うところは、
そのセリフのすべてに旋律がつけられていること。
最初から最後までセリフが歌われる、特異な作品。

出演当時の若きカトリーヌ・ドヌーブのその美しさは格別。
又、カトリーヌの歌の吹き替えをしたダニエル・リカーリ。
何と天使のような歌声でしたね！

私はこの映画でフランス語の美しさに惚れました！
だから、学生時代は、中国語を取らずに、仏語を学びました。
この映画との出会いがなかったなら、
あえてフランス語を勉強することもなかっただろうと思います。
ルクソールで聞いたアラビア語もきれいだなという印象があります。
でも、近頃思うのは、日本語も美しい言葉だということですね。

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