SSブログ
Visit my YouTube: https://www.youtube.com/user/NickEcrivain

歴史、民族、宗教 [日本人論]

世界を知ろうと思えば、その歴史を学び、
多種多様な民族の違いを知り、
それぞれの営む宗教の類似点や相違点を知る必要がある。

また、世界を知り自国のそれと比較する事によって、
自国の事や自分自身の事が分かってくる。
比較なしには、その違いも類似点も把握できない。

普段の生活が、多種多様な異人種や異文化に囲まれて、
多少なりともその影響下にある場合は、
日々の日常生活を営みながら、
自他の違いを認識することができる。
人種の坩堝と言われるアメリカでの生活ならば、
多分その種の機会に事欠かないのかも知れない。
歴史という要素は別として、少なくとも、
異人種、異文化、異宗教の存在を直接目にし、
肌に感じることができるだろう。

所がそれとは反対に、日本の場合は、
一般的には、その日常生活の周りに、
異人種や異文化そのものが常時的に存在しない。
異民族と日常的に接触する訳ではないので、
彼らの話す言語にも疎いし、
彼らのものの見方や考え方などは、
全く理解する機会もない。
当然、彼らにとっての宗教が何を意味するのか、
どれだけの重みがあるのか、知る由もない。
実際に経験しないことは、なかなか分からない。

我々は、一般的な認識としては、
日本はほぼ単一民族国家だと思っている。
歴史を横に置いて、今現在という瞬間だけを輪切りすれば、
現実に存在する自分たちの周りやその国民を見る限り、
周りはみな例外なく同じ日本語を話す、
同じような顔形をした、日本人ばかりに思われる。
だから、この現代の時点にのみその焦点を当てると、
我々は皆日本人ばかりの同じ文化を持つ単一民族だと言っても、
それが間違いだとは言いきれない。
人種的には、古代日本語を話す沖縄の人々や、
北海道などに住むアイヌの人々を除けば、
其の他大勢は間違いなく単一民族だと言える。
しかし、日本の長い歴史を振り返って見ると、
時空を過去に戻してみると、
その歴史はもともとの原住民の他に、
大陸から日本に渡来してきた各種民族との混血で、
現在の日本人が形造られているようだ。
数の上では、その多くは、お隣の朝鮮半島や
中国大陸からの渡来人で占められているようだ。
日本の皇族も韓国にゆかりがあると言われている。
つまり、元々の日本人というものが、
長い歴史のなかで、存在しなくなって、
存在するのは、海外にそのルーツを持つ、
多種の民族との融和で新たにつくられた混血の日本人だ。
その出自をたどれば、モンゴルや南方系もおれば、
遠くは中央アジアや西アジアやヨーロッパ系の
人種さえもいるとの事。
古きより日本は種々雑多な寄合所帯で、
決して単一民族ではないようだ。
現在では、文化的にも使用言語の上でも、
お互いが融和しているので、
あたかも単一民族と錯覚するだけのことで、
現実はそうでもなさそう。

我々のルーツの話には興味は尽きない。
尽きない興味は本を読んで紐解こう。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。