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人はその内、感動を失う [blog]
今日はもう少し自分のことについて書いてみる。
人生にはいろんな出会いがある。
いい出会いに恵まれた人々は、それだけで幸せ者だ。
人は、初対面や知り合って間もない頃に、
相手の趣味を尋ねるということがある。
私はその種の質問を受けるのが苦手だ。
というのは、私には趣味と呼ぶに値するものがない。
それが大好きで、時間と金と体力などを使って、
是非やりたいと情熱のありったけを注ぐに値する
対象が見当たらない。 だからといって不幸でもない。
それなりになんとなく、刺激に欠ける人生を送っている。
振り返ってみれば、随分長期に渡って「感動する」ということ
から遠ざかっている。 多分長い人生の間(過ぎてしまえば
一瞬でしかない)には、いろんな経験をして、
もはや目新しいことが何もなく、何事も感動の対象に
ならなくなっているのだろう。 10代や20代の頃ならば、
それなりに感動に値する、新しい発見や未知の経験も
あり得たけれど、歳を重ねれば重ねる程、
人生が無感動になっていく。
私がフランス語を好きになったのは、
あの古き昔の映画「シェルブールの雨傘」を
見たときだった。
https://www.youtube.com/watch?v=RhBbKvb3IKA
映画の始まりのシーンの
カメラワークも感動的だった。
雨降る中を色とりどりの雨傘が並び、
雨が降る空の上から、雨傘の開いた外側面部分に
雨が落下する様子を、カメラが大地の水平線に対して
90°の角度でとらえるシーンで始まる。
今振り返れば、物語の内容そのものは
何でもない内容のお話ではあるが、
その映画に出演していた当時の若き日の
カトリーヌ・ドゥヌーヴは、私の眼には
とても魅力的に見えた。
また、その映画が
フランス語のミュージカルだったためだか何だか
知らないけれど、フランス語の持つその独特の音声にも
同時に魅せられた。 その映画を機にして、
いっぺんにフランス語が好きになった。
10代の頃の話だけど。
https://www.youtube.com/watch?v=aKydycZmUak
残念ながら、過去の日本での生活では、
フランス語を使う機会がほとんどなかったため、
一向に上達することはなかったけれど、
あの映画に出くわさなかったならば、
フランス語にそれ程興味を持つこともなかっただろう。
今はそんな情熱もすっかり色あせてしまったけれど、
フランス語にかかわらず、語学一般には、
将来のボケ防止のために関心を持ち続けている。
赤ワインのポリフェノールが、
体の細胞の酸化防止効果があるとのことで、
従来の好みだった白ワインから、
全面的に赤ワインに鞍替えし、
あたかも薬でも飲むような、必要に迫られた感覚で
赤ワインを飲むのと、どこか根柢の部分で
類似するものがあるような気がする。
だから、もはや語学学習も赤ワインの飲酒も、
老化の進むプロセスをできるだけ先延ばしにする
ためだけのものでしかない。 そこには、
必要性はあっても、感動はない。
精神的に若さを維持できても、
感動を伴う若さの保持はできないのが現実だ。
人生にはいろんな出会いがある。
いい出会いに恵まれた人々は、それだけで幸せ者だ。
人は、初対面や知り合って間もない頃に、
相手の趣味を尋ねるということがある。
私はその種の質問を受けるのが苦手だ。
というのは、私には趣味と呼ぶに値するものがない。
それが大好きで、時間と金と体力などを使って、
是非やりたいと情熱のありったけを注ぐに値する
対象が見当たらない。 だからといって不幸でもない。
それなりになんとなく、刺激に欠ける人生を送っている。
振り返ってみれば、随分長期に渡って「感動する」ということ
から遠ざかっている。 多分長い人生の間(過ぎてしまえば
一瞬でしかない)には、いろんな経験をして、
もはや目新しいことが何もなく、何事も感動の対象に
ならなくなっているのだろう。 10代や20代の頃ならば、
それなりに感動に値する、新しい発見や未知の経験も
あり得たけれど、歳を重ねれば重ねる程、
人生が無感動になっていく。
私がフランス語を好きになったのは、
あの古き昔の映画「シェルブールの雨傘」を
見たときだった。
https://www.youtube.com/watch?v=RhBbKvb3IKA
映画の始まりのシーンの
カメラワークも感動的だった。
雨降る中を色とりどりの雨傘が並び、
雨が降る空の上から、雨傘の開いた外側面部分に
雨が落下する様子を、カメラが大地の水平線に対して
90°の角度でとらえるシーンで始まる。
今振り返れば、物語の内容そのものは
何でもない内容のお話ではあるが、
その映画に出演していた当時の若き日の
カトリーヌ・ドゥヌーヴは、私の眼には
とても魅力的に見えた。
また、その映画が
フランス語のミュージカルだったためだか何だか
知らないけれど、フランス語の持つその独特の音声にも
同時に魅せられた。 その映画を機にして、
いっぺんにフランス語が好きになった。
10代の頃の話だけど。
https://www.youtube.com/watch?v=aKydycZmUak
残念ながら、過去の日本での生活では、
フランス語を使う機会がほとんどなかったため、
一向に上達することはなかったけれど、
あの映画に出くわさなかったならば、
フランス語にそれ程興味を持つこともなかっただろう。
今はそんな情熱もすっかり色あせてしまったけれど、
フランス語にかかわらず、語学一般には、
将来のボケ防止のために関心を持ち続けている。
赤ワインのポリフェノールが、
体の細胞の酸化防止効果があるとのことで、
従来の好みだった白ワインから、
全面的に赤ワインに鞍替えし、
あたかも薬でも飲むような、必要に迫られた感覚で
赤ワインを飲むのと、どこか根柢の部分で
類似するものがあるような気がする。
だから、もはや語学学習も赤ワインの飲酒も、
老化の進むプロセスをできるだけ先延ばしにする
ためだけのものでしかない。 そこには、
必要性はあっても、感動はない。
精神的に若さを維持できても、
感動を伴う若さの保持はできないのが現実だ。
2013-07-13 01:40
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