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加齢と共に [Smart Aging]

若いときには意識する機会がなくても、加齢と共に、
否が応でも意識せざるを得なくなることがある。 
それは、年齢の増加と共に忍び寄る、
「老化」とそれによる影響。 
その多くが歓迎されないものだから、問題となる。 
加齢と共に得る知識や役に立つ経験の価値などは、
どこか隅っこに追いやられ、悪い面が前面に出てきて、
それがその後の悩みの種となる。 
私の場合は、記憶に関する能力の低下が、一番問題だ。

そういう老人にかんすることが問題になりだしたのは、
人間の平均寿命が大いに延びたため。 
日本女性の平均寿命は世界一レベルで86歳。 
日本人男性のそれもほぼ80歳に近い。 
多くの人々が長く生きられるようになったので、
それに伴い問題が発生している。

昔なら、人生50年や60年の時代もあったのだろう。 
それらのそこそこの年齢で他界していた時代には、
医学の未発達という状況もあったのであろうが、
今ほど多種多様の病気に罹患する前に
死んでいたものだから、今の老人多産の時代ほど
老人が罹る病気も多くなかったのかもしれない。

戦後の一時期と違って、食べるものが豊かになり、
食生活のスタイルも変わり、「生活習慣病」というものが、
かなり手広く見られるのが今日の状況。 
今日の日本には「欠食児童」などのような言葉は、
もはや「死語」でしかない。 
「栄養失調」や「栄養不良」なども、
脳裏をかすめることすらない。 
むしろ、その反対の、「食べ過ぎ」、
「栄養過多」や「偏食」などが問題となる時代。 
今や「生活習慣病」自体が、地球上でかなり普遍的になり、
(もっとも、地球上全体では、まともに食えない人口も、
いまだにかなりいるのは事実だが)、その結果、
その言葉も広く使われているのだろう。 
英語では「lifestyle related disease」と言う。 
フランス語では「maladie de comportement」、
ドイツ語では「Zivilisationskrankheit」と言うのだそうだ。 
該当する言葉が存在するということは、
その言葉の裏打ちが普通に存在するということだ。 
その存在を認められないものには、その呼称は与えられない。

今は経済事情が大変な日本だが、
自分の健康に目を向けるだけの余裕のある日本。 
40~60歳代の働き盛りに多いと言われる成人病。 
「脳卒中」、「癌」、「心臓病」がそれらで、
加齢と共に罹患の危険性が高まるとのこと。 
「肥満」は、それら成人病疾患のリスクを上げるもの
といわれている。

そうした、否が応でも襲い掛かる成人病のリスクを
下げるためには、まずは「肥えないこと」だろう。 
適度な栄養バランスを考えた上で、食べる量を抑え、
程好い程度に運動をし、適度な睡眠を取り、
ストレスを出来るだけ少なくする。 
多くの人は、そういうことを肝に銘じて、
日々抜かりなく努力されているのだろう。 
だから、日本では、極端な病的な肥満状態の人を
ほとんど見かけない。 ハワイでは、驚くほどの体形の人を
よく見かける。 あれでは、車にもバスにも乗れないだろう
というような、持て余すような巨漢体形の人をしばしば目にした。 
あれは、多分、病的な食べすぎが原因なのだろうと思う。 
いくら食べても満腹感を感じないという病気の人も
いると言われるから。

そういった成人病以外に、一般に一番気になるのは、
やはり「老人性痴呆症」だろう。 
人が老人の域に達し、勤労をやめ、
世間との恒常的な接触がなくなり、
毎日が日曜日状態になれば、
余程自覚して努力しない限り、
「ぼける」ことは避けられない。 
記憶力が徐々に低下し、記憶を保持するのが困難になる。 
アルツハイマー病などは本格的だ。 
脳は刺激を受けなくなると、その退化が加速されるのだろう。 
だから、意識して、脳の退化が進むことを止めなければならない。 
青年時代には思い及ぶこともない、老人に襲い掛かる悩みだ。 
いくら意識して抵抗を試みても、加齢と共に、
物忘れがひどくなるのを避けられない。 
人の名前はすぐに思い出せないし、
新たに覚えることは更に困難。 
ほんのちょっと前のことが思い出せない。 
きちんとコンロの火の元栓を締めたのか、
間違いなく扉の鍵をかけたのか、気になること多し。 
日々、そうした記憶力低下に悩む。

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