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日本人は、元来語学べた [外国語]

歴史上鎖国を経験した我々日本人は、
一般論として、語学には馴染みにくい環境下にある。 
地理的にも、閉鎖的な島国という国土に住み、周りは殆ど日本人ばかり。 
日常的に、外国語を必要とする環境が全くない。
つまり、外国語がなくても、日々の生活に何ら問題がない。 
また、外国語を使おうと思っても、
周りに外国人がいない環境だから、なかなか練習もできない。 
つまり、環境の要素は、他国のそれとの比較において、ハンディがある。 
厳密には単一民族国家ではないが、
使用する言語に関しては、単一言語国家である。 
だから、概して、日本人は外国語が下手なのだろう。

アメリカ人は、違った事情で、語学下手が多いのかも知れない。 
英語は、世界で圧倒的に、一番多く使われる言語だから、
彼等はあえて、外国語の習得を必要としない。 
何処に行っても、大抵は、自分の母国語で通すことができる。 
あくまでも一般論だが、日本に在住する、英語を母国語とする人々に、
日本語の堪能な人を、あまり見かけたことがない。 
日本語が難解な言語であるという事実は認めるが、
それだけが理由ではない。 
多分、わざわざ日本語を勉強する、
その必要性を感じないのであろう。 
相手が、英語で喋って当たり前だと、思っているのかも知れない。 
少なくとも、日本語の勉強に打ち込み、
日本文化に入って行こうとする人は、いても少数派で、多数派ではない。

日本人の場合は、例えば二年以上の海外留学の経験者とか、
駐在などで何年か海外生活経験を持つ一部の人たちとか、
語学をプロとして教える教師などを除けば、
日本で勉強しただけで、実用的な語学に長けている人は、
あまりお目にかからない。 
国民が義務教育でやる英語でさえも、その状況だから、
その他の外国の言語を、どれも上手く使いこなせる、
いわゆる多言語習得者の日本人は、めったに出くわすことがない。 
トルコのトロイの遺跡を発見した、
シュリーマンのような語学の天才が出て来る素地は、
日本国内にはまったくないのではと思う。

「環境は人を造る」
そこで、海外で活躍する場合に、
問題となるのが、日本人の海外とのコミュニケーション能力。 
例えば、フルブライトに受かり、ハーヴァードなどで勉強した、
ごく一部の優秀な例外の連中を除けば、
平均的日本人は、海外との比較で、
その能力がそんなに高くない。 
歴代の日本を代表する首相経験者クラスでも、
まともな語学力を具備した人は、いても数える程だろう。 
だから、まともな外交ができない。 
通訳などの人を介さずには、無能そのもの。 
土地柄、多言語習得が不自然でないオランダ人などと比べると、
日本人とは、格段の差があるのではないだろうか。 
皆が皆、上手いかどうかという点には、多少疑問が残るが、
オランダ人は常に居ながらにして、
日常的に、フランス語やドイツ語や英語などでも話している。 
あの狭いヨーロッパの中では、それは彼等にとっては、
日常的な事で、何ら特殊な事ではない。 
この「環境の違い」は大きい。 
更に、日本人には、日常的に「議論する」とい習慣がない。 
それも、海外とのやり取りには、不可欠な重要な要素となる。 
余計な遠慮をせず、言いたいことを、言いたいように、
しかも上手く主張して、成果を得る能力が期待される。 
その前提が、まともに使用可能な語学力。 
それ無しでは、お話にならない。

日本人をバイリンガルにする方法

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