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誤解による行き違い [異文化交流]

文化が違うと、表現方法も違うことがよくある。
困った事に、いろいろわからないことに出くわすことがある。
同じ文化の下では、極当たり前のことが、
その文化背景が異なることにより、
とんでもない誤解を生じさせることがある。
その誤解の一例: 「You lost me.」

これは実際にあった話。 
相手は、英語を母国語とはしないフランス人。
但し、若き日にながくアメリカ留学をし、
ご本人曰く、アメリカ人以上に英語を話せる、と自負する、
とても才能のあるお方。 
その相手は、日本以外で生活したことのない、
世間の狭いこの私。 だから、英語もそこそこでしかない。

普通の日本人男性ならば、メル友の外国女性から、
それもそこそこ好意を持っている相手から、
いきなり「You lost me.」などど言われたら、
その訳が分からないなりにも、
その額面通りの文字通り、
「自分がその相手の女性を失った?」と解釈するだろう。
それを「You confused me.」などと、
すぐに理解できる人は、
純粋な日本空間に住む住人の間でならば、
いても多分かなりの少数派だろう。

その(一般の日本人にとって)紛らわしい表現は、
英語を話すアメリカ人の間では、
何ら特別のことではないようで、
日本人が引き起こすような、
誤解問題には発展しないだろうと想像されるが、
自分が少しでも持てる部類の人間だと、
ひとり勘違いしている日本人男性ならば
(いやいや、そう思わない人間も含めて)、
きっと早合点して、
誤解をしてしまうであろう。
まさか、そんなことはちょっと考えられないと、
一旦は、冷静に我に振り返る余裕があっても、
「相手は、俺に気があったのかな?」と、
さもしい気持ちが持ち上がってくる場合も否定できない。

その後の話は、
そのことにどう対応するかによって、
いろんな話の展開が考えられる。
これを主題にフィクションを書くとすれば、
あなたならば、どんな物語に仕上げるだろうか?

展開の進路その1.
不明瞭なことを、そのまま放置せず、
確認すべきことはそのしかるべき相手に、
またしかるべき方法で、
間違いのないことを確認する。
(これが、一番自然で普通の処理方法だろう)。

自分はその分野に自信があっても、
やはりその自信は、他者との比較の上での自信で、
一切何も漏らさずすべてのことを知っているという人はいない。
仮に、他者よりはずば抜けて物知りであっても、
何か知らずに漏れているものがあるもの。
だから、ちょっとでも疑問に思えば、
やはり、思い過ごしでないことを再確認することが望まれる。

やはり、結果はその想像とは違っていたことは、
その表現を使ったご本人に聞けばわかること。
その説明の裏付けを、しかるべき辞書で取ればいい。
アメリカの辞書には、確かにその「lost」の表す意味が
「confused またはbewildered」と明記している。
ちなみに、日本の辞書にも、その意味も明記されている。
自分だけの判断では、その用法を知らなければ、
すぐにその意味に到達できないかも知れないが、
書いた本人がそう説明すれば、
もうそれで間違いなしだろう。
外国語は、なかなか難解であるということを実感させられる。
しかし、この例は、いい反省材料にもなる。

展開の進路その2.
物語として、面白いのは、前記のような、
一般的でない場合のお話。
話は、書き手によって、いくらでも膨らませられる。

進路その1.とは、まったく正反対の場合を書いてみよう。
その方向性は、ある意味ではひとつであっても、
書きあげられる原稿は、書き手によって当然変わってくる。
正反対の場合もあれば、方向性がちょっと異なる場合も可能。
事実をまったく確認することなく、
全くの思い込みで、ことを処理する筋書の場合。
あり得る最初の些細な誤解を、
更に発展的に展開させて帰結すればいい。
「相手が自分に気がある」と勝手に思い込むことから、
その物語は始まる。

さあ、あなたなら、どう描くだろうか?

作品の応募資格に制限は設けず。
最優秀作には賞を贈与。
応募作品の審査は筆者。
応募作品は一切返却されず、
受賞作の版権は主催者側に帰属するものとする。

お問い合わせはemailで: yesiamnick2@yahoo.co.jp
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